農業人は農業栽培で一番大切なのは異口同音に【土作り】であると言います。
ベースになる土壌を本当に知っているのか、土壌の生成について正確に答えられない人が多いことも事実です。種を蒔いて水を遣れば芽が出て生育するのが当たり前であったのは過去の【自然摂理の原則】の環境が整っていた時代の話です。
【土作り】を難しく感じているいる人もいるようですが、自然摂理の原則に則った考えで土壌を形成している根本を知り得れば問題はありません。
岩石が砕けた礫や、礫が粉砕された硅砂の無機物がベースで、その上に植物の葉、花、茎、実や根が生育を終え地中や地表で、小動物が餌として育み代謝物(排泄)を出します。この排泄物を膨大な量の微生物が分解し栄養分として積層した物が土となります。
数億年に積層した土が地球上の土壌となっています。
良い土壌の出来る条件は、植物があり、小動物が生息し、微生物が棲息している事が最低条件であるが、先ずは、小動物が増殖活性化するには、蛋白質(アミノ酸)が必須です。しかしながら、土壌には基本的に蛋白質は殆ど含まれていません。土壌のベースである礫や岩石は無機物であり、鉄分、マグネシュウム、ナトリウム等々のミネラル成分は含む土壌はありますが、小動物の好む蛋白質は殆どありません。僅かにあるのは小動物の死骸や同類の共食いである。
良い土壌作りは、蛋白質が豊富にあり小動物が活性している土壌であります。現在の地球上の土壌では栽培に農薬・化学肥料を多用し生産性の向上を目指しましたが、その結果、土中の微生物を死滅や減菌を果たし、【自然摂理】を無視した一次的な効率を求めた結果、微生物の自然バランスが壊れ、良い作物収穫ができなくなってきました。
★第二次大戦前の日本の農業栽培は全国で肥料は【人糞】に因る有機肥料でした。人間の排泄物である【人糞】には多くの蛋白質が含有していました。その上、排泄物には当然莫大量の微生物が棲息しています。これらが当時の【医食同源】に相応する食糧でありました。
しかし、この微生物の多くは大腸菌やサルモネラ菌に代表される好ましくないと考えられているバクテリアであり、回虫という腸内虫の棲息源でもあり、人にプラス面もありますが、マイナス面も多く、当時敗戦後の進駐軍から【不衛生】の一言で化学肥料への転換となりました。その後、化学肥料も安全性確保を目的に改良の改良を加えて研究開発されていますが100%安全性が担保されているものではありません。 化学薬品は人の細胞臓器内で分解されるものではなく、少量であっても細胞内に蓄積して、許容を超えると様々な病気の発症となることが判明しています。
★現在で、絶対安全であり、良質の蛋白質を有し、小動物の生育増殖活性化を促し、土壌菌とも共棲し、その上、栽培物の生育を早め健康育成する事で、経済性向上は基より収穫後の鮮度保持力や【食味】に大きく変化をもたらし、この植物を【食すれば健康】になる事が立証されるデータがあります。
従来の農学や微生物学の学説を根底から覆す事実が判明しています。現代の医学界が必死に治癒しょうとしている【癌】や【アレルギ-】の原因となっている化学物質皆無で、一次産品および二次加工製造を行い全ての食糧から化学物質を”0”にすれば、【癌】や【アレルギー】は現在の1~2割程度になるのではなかろうかと考えています。
夢のように感じられる人も居られるでしょうが、決して夢ではありません。問題は現代社会に巣くっている既得権益にぶら下がり、目先の己の間違った利益主義から脱却出来ない気の毒な人達と戦う事ができるかどうかの二者択一であります。
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